オヤニラミ
矢部川に生息しているオヤニラミ
地元では「せーくりせーべ」という名で親しまれています。
漢字表記:親睨 学名:Coreoperca kawamebari 分類:スズキ目 ケツギョ科 オヤニラミ属
特徴
- 約全長13cm
- 口が大きく尾ヒレは円形
- 瞳の色は黒、光彩の色は赤
- 主な体色は保護色になる褐色
- 体の半分に6、7本の横縞模様があります。
- ヒレの随所に藍色の眼のような紋様や水色の斑点があります。
生態
- 日本在来のスズキ亜目魚類中、海と川との回遊をしない唯一の純淡水魚
- 綺麗な水質と浅く水草が多い環境に生息します。
- 縄張り意識が強く単体で生活をします。
- 好奇心旺盛で動くものには目がありません。
- 雑食で一口サイズのものは何でも口にします。
繁殖
- 繁殖期は春~夏
- 卵は雄が保護を行い、約2週間で孵化します。
- 孵化した稚魚は雄に守られて生活し、やがて一人立ちをします。
保全
- 開発水質悪化、食害、乱獲等で生息数は減少しています。
- 環境省レッドリストに登録されています。
- 1991年版「希少種」
- 1999年版で「準絶滅危惧(NT)」
- 2007年版で「絶滅危惧II類(VU)」