山太郎ガニ
矢部川に生息するモクズガニ
山深くの川を下る姿から「山太郎ガニ」という名で古くから親しまれています。
漢字表記:藻屑蟹 学名:Eriocheir japonica 分類:エビ目 イワガニ科 モクズガニ属
調理
- 秋が旬
- 主な調理法は塩茹 モクズガニ・調理法
- カニミソは独特の強い甘みがあり美味
- 雌は発達した卵巣、雄は大きな鋏脚についた身を味わえます。
特徴
- 全長7~8㎝程
- 主な体色は緑がかった褐色
- 甲には黒くて細かい豹柄があります。
- 鋏脚に黒褐色の濃い毛が生えます。
- 両側縁部にノコギリ歯状の突起が3つあります。
生態
- 降河回遊を行います。(成体が海へ下って繁殖し幼生が川へ登る)
- 雑食で小魚、貝類、水生昆虫、ケイ藻類などを食べます。
- 孵化した後、脱皮・変態を繰り返して成体へと成長します。
ゾエア幼生→メガロパ幼生→稚ガニ→成体
繁殖
- 繁殖期は秋
- 川を下った下流~沿岸域で交尾・産卵を行います。
- 雌は産卵後の卵を水温に応じて2週間~2ヵ月間程抱いて守ります。