源氏蛍
矢部川に生息する源氏蛍
初夏の河川敷で蛍が飛び交う幻想的な風景を楽しむ事ができます。
学名:Luciola cruciata 分類:コウチュウ目 ホタル科 ゲンジボタル属
特徴
- 全長約15㎜
- 眼は円形の巨大な複眼
- 主な体色は黒
- 前胸の左右がピンク色
- 中央に十字架形の黒い模様があります。
- 尾に淡い黄緑色の発光器官があります。
生態
- 幼虫
- 夏に卵から孵化します。
- イモムシのような外観で尾に発光器官があります。
- 川で生活をします。
- 主食はカワニナです。
- 蛹
- 翌年の春、雨の日の夜に泥で繭を作って土の中で蛹になります。
- 成虫
- 5~6月に発光し、求婚活動を行います。
- 昼間は草陰で隠れて過ごし、夜間に活動を行います。
- 主食は水分のみです。
繁殖
- 繁殖期は5~6月
- 苔の中に産卵します。
- ある程度発生が進んだ卵は発光します。
保全
- 源氏蛍の生息域は各地で減少しています。
- 車のライトや外灯は蛍の活動を妨げる原因になります。